「タラレバ」な時、私の場合2
その次にものすごく「タラレバ」になっちゃった時ってアメリカ移住直後でした。というのも夫しか知る人はいなかったし、当時のワシントンDCってお役所しかなくてとっても固かったし、Tokyo, London経由で来た私には本当につまらない町だったのです。加えて超競争社会。
だって名前を聞く前に職業を聞くような町ですから。How do you do.じゃなくて最初の挨拶はWhat do you doだというジョークがあるくらいなのですよ。「House Wife」と答えたらススーと人が周りからいなくなったりして。
そして子育ても始まったから知らないことのトリプルパンチで落ち込んじゃったのです。「あーあ、私もバリバリ仕事をしていたらなあ」とか「もっと勉強すればよかったな」とか「アメリカの大学院に行っていれば友達もいたかもなあ」とか自分のダメなところや足りないところにばかりフォーカスしてしまってまたしてもどんぞこ。しかも3年間のロンドンの大学院留学で貯金は使い果たしていたからお金もゼロ。
移住当初の2年間は全然楽しめませんでした。今から思うと本当に勿体なかった。だって知らないんだからどんどん間違えていいし、新参者なんだから気軽に構えていればよかったのです。
私が「タラレバ」に陥る時って、それは自分に「完璧」を求める時なのです。完璧なんてありえないのにね。だからもう完璧主義はやめました。
xo Coach Shigeko 今日のハピネス動画はshigekobork.comを見てね。
タラレバの特効薬、愛犬アスペンと一緒に我が家のレセプションルームにて。
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